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ダイニングチェアの修理

 2月も明日で終わり、やっと暖かくなる季節に突入ですね。LilleNordicは今日も全力で家具のメンテナンスを頑張っています。今回はローズウッドの椅子の修理をご覧いただきます。

笠木

椅子に座る時、体を支える背もたれの最上部を笠木と呼びます。この椅子は笠木と後脚とのジョイントがはずれていました。椅子を傷つけないようショックレスハンマーで笠木を取りはずし。

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オペ1

木工用接着剤をまんべんなく塗り、クランプという締め上げる道具を使って圧着していきます。隙間なく笠木と後脚がくっつくようにいろんな角度で大小のクランプを使いバランスをとります。接着剤が乾くまでこのまま一日キープ。

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オペ2

接着が終わって、笠木と後脚の間の欠けていた部分を埋める作業。

エポキシ樹脂系のボンドをパテ替わりにして埋めていきます。

 

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出た!

いつもどおり全体的にサンディング(削り作業)をして、仕上げに家具用オイルを2度塗り。今回の椅子は状態が良く、傷もすくなかったためサンディングも2段階で済みました。

出た!ローズウッドの素晴らしい木目。仕上げのオイルを塗る時が一番ウキウキする瞬間です。

 

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